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ぼくの ぼくの きみ
 
絵 かなみ / 詩 てつや

 

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ぼくのぼくが いつも大切に離さないもの 
ぼくは それが いつまでも大好きなんだ
 
すこし低い音で やさしいかおりが音符のように自由にはしゃいでて
いつまでも とっても きらきらしてるんだ
 
きみは ぼくの ぼくの たからもの
 
どうやら
ぼくの ぼくは まつげをソファにして きみの夢をみてるみたい
 
いつもきまって まつげが重たくなって
 
ふわわわああ
 
大きなあくびがでるんだよ
 
だけどね
目をおもいっきり上に向けて探すんだけど いつも みつからないんだよ
 
きっと ぼくいじょうに 恥ずかしがりやなんだろうね
 
でも おかしいんだよ
まっくらな頭の中に まっかなロケットを浮かべて操縦してるとね
いつのまにか ぼくの ぼくは隣の席で座ってるんだ
 
それでね
 
まっくらな頭の中には たくさんのお星さまが いろいろな大きさで きらきらしてると思ってたんだけど
ぷかぷかぷかぷか どこまでも ゆっくり探しても まっくらけ
 
不思議だよね
 
いっちばん お気にいりのお星さまに ぼくのなまえを貼って きみのロケットに手をふりたいんだけどね
いつも ず~っと ぷかぷかぷかぷか すすむだけなんだよ
 
いつまでもお星さまを探してるとね
いつもきまって大きなあくびが ふわわわああ
 
ぷかぷかぷかぷか ふわわわああ
 
ぼくは このときが大好き
 
だってね ぼくの ぼくがソファにしている まつげから とっても きらきらきらきらしてるきみの夢がひろがるんだよ
 
ぼくのぼくが いつも大切に離さないもの
 
ぼくは それが いつまでも いつまでも大好きでいるよ